フォーメーションとは何か?
サッカーでの「フォーメーション」とは、選手がピッチ上でどのように配置されるかを指します。
3-3-1のフォーメーションは、ゴールキーパーを含む8人の選手が3人の守備陣、3人の中盤、そして1人の攻撃選手から構成されます。
この配置は、攻守のバランスを保ちつつ、相手チームに対して効果的なプレッシャーや攻撃をかけることができるように設計されています。
3-3-1フォーメーションの特徴
3-3-1フォーメーションの特徴は、その中盤の強さにあります。
中盤に3人の選手が配置されることで、ボールの支配権を握りやすく、攻守の切り替えもスムーズに行えます。
また、攻撃時には中盤からの連携プレーが重要となりますが、3人の選手がしっかりとサポートし合うことで、高い攻撃力を発揮することができます。
3-3-1フォーメーションの強み
- 守備の構成がしやすい:ピッチをバランス良く埋めることが可能。ライン間の距離も狭いので、守備ブロックを作りやすい。
- 攻守の切り替えがスムーズ: 配置が均等で安定的なことで攻守の切り替えの際の思考の負担が少ない。カウンターの対策が比較的しやすい。
- 戦術理解が簡単:均等化つ平行に並んでいるこのフォーメーションは良くも悪くも戦術理解度が低くいチームでも運用できる。
3-3-1フォーメーションの弱み
- ボランチの質が必要:たった一人の中央の選手にはある程度の能力が必要。
- 斜めのパスコースが作りづらい:直線的な配置を採用しているため、意図的に作らない限り斜めのパスコースができない。
- 守備の切り替えに対するリスク: 強みとの表裏。攻撃に参加した中盤選手が守備に戻る際に、スムーズにポジションを確保できないと、相手のカウンターアタックを受けやすくなる。
3-3-1の攻撃配置
パターン1:ボランチorFWが落ちる
中央でボールを受けて展開する攻撃のパターン。
FWとボランチの片方、もしくは両方が落ちてパスを引き出す。その際、SBの選手は相手のプレッシャーからずれるように開いて、パスの選択肢を作る。
両ウイングは抜け出してFWの空けたスペースを有効活用する。
パターン2:中央に厚みを作る①
両SBが上がり、ボランチの選手がDFラインに降りることで【2-4-1】を形成する。
その際、両ウイングはSBの動きを邪魔しないように内側に絞る。
パターン3:中央に厚みを作る②
CBが高い位置をとって、両SBが絞る。
ボランチはCBの動きを阻害しないようにバランスをとる。
3-3-1の守備配置
守備の配置については大きく3パターンです。
①【3-3-1】初期配置を守り2列の守備ブロックを形成する。
②【3-1-2-1】両ウイングがプレッシング、ボランチがカバーの立ち位置を取る方法。
③【4-2-1】ボランチがDFラインに落ちて4バックを形成。両ウイングは絞って中央のケアを必ず行う。
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3-3-1フォーメーションをチームに導入する際には、選手たちにフォーメーションの理解を深めさせることが重要です。
練習では、ポジショニングや連携プレーを重点的に行い、守備から攻撃への切り替えをスムーズに行えるようにトレーニングを行います。
また、小学生には基本的なサッカーの技術や戦術を楽しく学べるように工夫し、チーム全体が協力して成長できる環境を整えていきましょう。