雑記

決断するためにかける時間

直感がどれだけ正しいかって考えたことありますか?

これを真面目に研究した機関がありまして、その論によると直感の約86%は正しいというものです。

あくまで経験と知識に裏打ちされた直感ですので、出たとこ勝負の博打にこれが当てはまるわけではありません。

それにしても86%は驚きです。

直感の証明

もう少し細かく書くと……

チェスのプロを対象に「ファーストチェスというルール(お互い5秒以内に駒を動かすルール)で打った手」と「30分考え抜いて打った手」にどれくらいの差異があるのかという実験を行ったところ……

その合致率は86%。

5秒考えた場合と30分考え抜いた場合の差が14%しかないというのは、「直感を信用しても良い」という根拠になりうる数字ではないでしょうか。

実際に5秒で考えてタスク処理をした結果14%のエラーが出るのは不安ですが、考えてみれば大抵のタスクはやり直したり修正したりできるわけですから、そこまで深く考えずに実践して見てもいいかもですね。

仮にある1つのタスクの決断に1週間かける人がいたとしても

1日目
1-(1-0.86)=0.86→86%
2日目
1-(1-0.86)(1-0.86)=0.984→98.04%
3日目
1-(1-0.86)(1-0.86)(1-0.86)=0.9972…→99.72%

上記のように3日目には99%以上の確率で1週間目の最終決定と同じ判断ができるわけです。
つまり3日目の判断と7日目の判断はほぼ一致するということで、変数とかを考えれば直感的に決断をしてもチェス以上の合致率が出るのではないかと考えられるわけです。

このことから言えるのは、
「うじうじ考える暇があったら即決即断でタスクを処理して、時間を有効活用していこう!」
と言うことです。

人が集中して物事に取り組める時間は限られているわけですから、ひとつのタスクにはあまり時間をかけたくありませんよね。

少しでも時間短縮のために覚えておきたい理論です。

注意

検索して調べてみればすぐに出てきますが、Softbankの孫正義氏の会議時間の短さやアリババのジャック・マー氏の意思決定のスピーディさを例にファーストチェス理論を紹介しているブログを見かけましたので、ビジネスでも有効活用できるのは間違いありません。

ですが、彼らには(当たり前ですが)膨大な経験と知識があります。博打で何度も会社の歩を進めてきたわけでありません。

「経験と知識に裏打ちされた、研ぎ澄まされた直感」これがあった上での即決即判断です。 

彼らのような直感力を身につけるために、先ずは常に自分を高めるためのインプットそして身体と精神を充実させる習慣。

ここから始めることが良いのではないでしょうか。

まとめ

・直感に頼るのは自分の能力の範囲内で有用
・直感力を養うためにも絶えず学ぶ事が必要

即決即判断!トライ&エラーの精神でガンガンチャレンジしていきましょう!

そして、結局は自分で判断して自分で決断することが一番後悔のない選択なんですから、その決断の精度が上がるように、日々謙虚に学んでいくしかないですよね。

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