※この記事はローマ目線で書かれた記事です。
いよいよ始まったセリエA22-23シーズン。
筆者はロマニスタなのでセリエAを中心にというよりローマを中心に積極的に更新して行こうと思いますのでついてきてください!笑
第1節 サレルニターナ対ASローマ
サレルニターナのホームで迎えた第1節。
昨シーズン6位で終えたローマからすると、17位で終えたサレルニターナは格下。
スクデッドを狙うための補強を積極的に行ったチームとしては確実にこぼすわけにはいかない試合。
スタメンはこんな感じ。
開幕スタメンのディバラ。
プレシーズンマッチの時のフィット感を考えると違和感のない起用。
攻め込むローマと守勢に回るサレルニターナという戦況が予想される。
前半
試合序盤、大方の予想通りボールを握るASローマとそれを追うサレルニターナの構図。
守備の局面でも積極的にハイプレスをかけるローマ。
サレルニターナはクリバリを中心に組み立てようとするものの、フィジカル能力で上回るローマのプレッシャの晒され続け、ボールを保持し続ける事ができない状況が続く。
ローマとしてはエイブラハムやディバラらとその後列の間が間延びしてしまった時を除けば不安な点はなく、安心して試合を見ることができました。
試合が動いたのは前半33分。
スピナッツォーラのスローインからペナルティエリアに侵入、ザニオーロからエイブラハムに渡り反転シュート。
シュート自体は防がれたもののペナルティエリアやや外に溢れたボールを拾ったクリスタンテが冷静に左足を振り抜きゴール。
その後も何度も攻め込み、特に3分、22分、43分のザニオーロのドリブルの推進力には驚かされましたが、結果として得点には至らずそのまま終了。
後半
前半と打って変わり攻勢に出るサレルニターナと守勢に回るローマ。
しかし、カウンターとウノゼロを得意とするモウリーニョ仕込みのローマのブロックを崩す事はできず、攻めているにも関わらず数度の決定期に晒される。
焦りからかミスが増えるサレルニターナに対して、マティッチやワイナルドゥムを投入し、試合を冷静に締めにかかるローマ。
「1-0でも構わない」という強い気概すら感じました。
チャンスの数を考えれば5点でも6点でも奪えた試合運びでしたが、開幕を安全に勝ち切る策としては上々。
79分、89分には運動量の多かったザニオーロ、ディバラを交代させ、アディショナルタイム5分の後試合は終了。
感想
前線のメンツを考えるともう少しゴールを増やしたかったが、タレント能力の高さゆえに守備人は常に相手を迎え撃つ準備が整えられ、失点はそうそうしないだろうという安心感がありました。
チームとしての噛み合わせが良くなった時の爆発力が非常に楽しみです。
次節は8月23日(火)クレモネーゼ戦です。
モウリーニョのコメント
見たものすべてが良かった。もちろん、4-0や5-0のスコアラインであれば、何の心配もなく、さらにハッピーだっただろう。しかし、それでも私は、たとえすべきゴールを決められなかったとしても、成熟し、試合を見届けるノウハウを示したチームを見ることを楽しんだ。
通常、このような試合では、4、5点取れる位置にいながらそれをしなかった場合、悪い結果に終わり、その代償を払うことになる。タミー、ザニオーロ、ディバラが疲れているときに投入された選手たちは、試合を終わらせるためではなく、試合を管理するために投入されたのだから。
マティッチとワイナルドゥムが出場してチームを助けてくれたおかげで、比較的快適に試合を終えることができた。あのレベルのフォワードを同じレベルのフォワードと交代させたいと思うかと言われれば、それはマンチェスター・シティやリヴァプール、そしてイタリアのいくつかのチームしかできないことだ。
明らかにこのサレルニターナの面々は昨シーズンとは大きく異なっている。より多くの才能を持っている。今週、彼らは2人の新しいスタメンを獲得した。数週間経てば、サレルニターナはとても良いチームになるだろう。
私は満足している。もしかしたら、ザニオーロとディバラが2、3点取れたかもしれないと書く人がいるかもしれないが、私は2人とも素晴らしい試合をしていたとしか思えない。
公式より
ローマは日曜日の夜、2022-23セリエAキャンペーンを勝利でスタートさせたが、サレルニターナには1-0のスコアライン以上の差をつけることができた、そしておそらくそうすべきだったのだろう。
ブライアン・クリスタンテが前半半ばにボックス手前から放った低い弾道のシュートは、ファーサイドのゴール隅に軽く弾かれた。
しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるサレルニターナには、他にも多くのチャンスがあった。ディバラはポストを叩き、他の2つのチャンスもわずかに外し、ニコロ・ザニオーロやリック・カースドルプもなぜ得点できなかったのかと不思議に思いながらフィールドを後にしたことだろう。
しかし、サレルニターナは、前半のフェデリコ・ボナッツォーリのシュートと後半のフェデリコ・ファジオのフリックシュートがあと一歩というところで、勝点を奪うための明確なきっかけを作るのに苦労していた。
ディバラはデビュー戦でその才能を発揮し、後半にはネマニャ・マティッチとジョルジニオ・ワイナルドゥムも加わり、質の高いプレーを見せ、試合を振り出しに戻すことに成功した。
ジャッロロッシは次の試合まで1週間余り。クレモネーゼは来週月曜日の夜、スタジアム・オリンピコにやってくる。