バルセロナといえば、言わずと知れた超有名チーム。
世界中の多くの選手が憧れるチーム。
昨年はメッシが退団したことで大きな話題を生みましたが、今年も運営面で大きな話題を生んでいます。
なんと新たに獲得した選手の登録ができず、出場も危ぶまれている状況。
なぜこんなことになってしまったのか、気になる方はご一読お願いします。
補強の目玉は5人!
今シーズンの目玉の加入選手はは5人。
- ハフィーニャ[リーズ・ユナイテッド/完全移籍]
- ジュール・クンデ[セビージャ/完全移籍]
- ロベルト・レヴァンドフスキ[バイエルン/完全移籍]
- フランク・ケシエ[ミラン/フリー移籍]
- アンドレアス・クリステンセン[チェルシー/フリー移籍]
とりわけ大きな話題を生んだのはバイエルンから完全移籍したFWのレヴァンドフスキ。
5日には盛大な入団セレモニーでファンにお披露目をした。
そんな5人の大型補強。
資金繰りで困難を極めていたバルセロナとは思えないほどの新規補強。
なぜこんなことができたのか、運営陣が行った手段は3段階に分けられて行われたと報じられた。
バルセロナは最初にラ・リーガのテレビ放映権10%の売却を行い、次の手として同権利の15%を売却(合わせて5億1700万ユーロ、約703億円1000万円)。
さらにクラブのオーディオビジュアル部門を扱う小会社バルサ・ストゥディオスを24.5%売却した。
(スペイン紙より)
チームの資産を切り売りすることによって大型補強を連発。
まさに未来を売って、今に賭けている状態。
これにはファンからの批判も避けられなかったが、ネームバリューが黙らせた形。
なぜリーグ登録が進まないのか
問題になっているのはスポーツ業界で採用されているサラリーキャップ制に引っかかってしまっている点だ。
この制度、簡単にいうと「クラブチームに所属する全選手の年俸の総額の上限を定める制度」であり、行き過ぎた年俸の高騰を抑える役割を果たしている。
これhあクラブ全体の収入を元に算出され、使用限度額は毎年定められる。つまり毎年流動的にに変化するということ。
ラリーガでは1部と2部でこの制度が採用されており、このルール故にレヴァントフスキを始め5人の選手の登録が進んでいない。
4日時点の報道ではバルセロナとラリーガ側で1億5000万ユーロ(約204億円)の認識の差があるとされ、解決に向けての話し合いが進んでいるとされている。
健全な経営を行っていれば、毎年このルールに引っかかるべくもなく、知りつつも無理矢理押し通ろうとしているのか、本当に理解できていなかったのか、どちらにせよ昨年の教訓を全く活かせていない点が、批判に晒されている大きな要因となっています。
これには、ファンといえどメッシ退団騒動の繰り返しと言わざる終えません。
ラポルタ会長のコメント
※8月6日時点
私たちは良い仕事をしている。あらゆる条件をクリアしたと信じているよ。
すべての資料を提出したし、ラ・リーガ側からの返答を待っている状況だ。
もしかしたら見解の不一致があるかもしれないが、私たちは問題が存在しないと認識している。
クラブはすべての条件をクリアしたはずだし、選手たちを登録することができるだろう
もし、そうでないとしたら、私たちには“第4のテコ”の準備があり、それを発動させることになる
第4のテコ”は見越していたことだった。
ラ・リーガとの間に解釈の違いが起こり得るからね。
バルサはここ2カ月間で8億6800万ユーロ(約1200億円)を手にし、収支的に健全となっている。私たちは多大な努力をしたんだ。資産に関するオペレーションに着手し、なおかつその資産は取り戻し得る。
私たちは状況を逆転させた。もう病院を後にして、健全な状態に近づいているんだよ
会長の話す、第4のテコとは「バルサ・ストゥディオスをさらに25%売却する」ことだと既に明言されています。
解決はできるでしょうが、チームの未来を切り売りすることに変わりはなく、来シーズン以降にも不安が残りそうです。
これからどうなる?
考えられる事は「新規獲得選手の減俸もしくは売却」
既に在籍選手は減俸を受け入れた状態であり、新規加入選手の年俸に焦点が充てらるでしょう。
まさに「被害者は選手」を絵に描いたような状況。
唯一ポジティブに考えらる点は、ここまで杜撰な運営体制が続いても「残りたい」と思えるだけの強さとブランド力が維持されている点。
ただ、このまま未来永劫このブランド力が約束されているわけもなく、早く解決するこが望まれます。
ひとまずは、13日のリーグ開幕に間に合うのかいなか、そこが大きな争点となるでしょう。
目が離せないのは試合だ気ではありません!笑
今後もこのニュースを追って行きたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。